放浪軍師のアプリ開発局

VTuberみたいなアプリケーション夏狂乱など、自由気ままにアプリを開発したりしています。他にもいろいろやってます。尚、このブログはわからないところを頑張って解決するブログであるため、正しい保証がありません。ご注意ください。

15年間務めた会社に退社を切り出したら史上稀にみるクソ展開になって1年。良い機会なので振り返ってみる。

さて始まりました放浪軍師のアプリ開発局。早いもので転職してまもなく1年が経過します。令和最初の一大エントリーなんて呼ばれたあの記事を読み返してみると、ほんとよく頑張ったよなぁなんて思いますね…。さて、ちょうど公式はてなブログのトップページにもあの記事がピックアップされているようですし、区切りも良いので、この1年で学んだことや変わったこと、その他諸々の振り返りなんかをやってみようと思います。もし、読んでいない方がいらっしゃいましたら先に読まれると楽しめるんじゃないかと思います。

www.gunshi.info

現在のお仕事

前職ではマルチなエンジニア(?)として営業、見積もり、開発、納品、保守、あげくはサポートセンターや電子工作物の設計と作成までカバーするというオールジャンルな活躍をしておりましたが、現在はそのようなことはなく、自社内にて新規開発業務に当たらせていただいております。今現在は要件定義~製造の範囲を行っていますが、そのうち前職のようにセールスエンジニア的な立ち回りも行うことになると思います。ちなみに入社してしばらくは客先常駐での詳細設計~製造工程の範囲をやっていましたが、なんというか責任が無い(というのは言い過ぎ?)というのはどうにも肌に合わなかったです。でもC#をガッツリと学ぶことができたし、客先常駐は世間一般で言われているほど悪いものではないとも感じる事ができたので、そこは良かったと思います。まぁ客先常駐が良いものだとも言いませんけどね。

それは兎も角、現在の仕事はほどよい裁量権もあってとってもやりやすいです。また、電話サポートセンターを兼任しなくて良いのは仕事に集中できて最高ですね。あとはコロナの影響が大きく今後はどうなるかわからないとはいえ、4月から在宅ワークを経験できているのはとってもありがたい事です。残業も以前に比べて格段に減りましたし、残業代も(みなしをオーバーしたことないので貰った事ないけど…)もちろん出ます。あと、完全週休二日になったのも大きいです。以前は第一三五土曜は出勤してましたしね。そしてなんと言っても有休が罰金なしで使えるというのはありがたい!まぁ何と言っても一番嬉しいのは前職みたいにクソでムダな業務をさせられるような事が一切無いことでしょう!あえてきついところを上げるとすれば、業務自体は忙しくとても難しいという事でしょうか?まぁ私の能力がまだ低いので大変なのは当たり前の事ですし、まったく苦ではないですけどね。

学んだこと

  • Slack
  • Chatwork
  • Backlog
  • Git(GitHub/GitLab)
  • SVN
  • kintone
  • Aipo
  • Visual sutdio 2019
  • C#
  • oracleDB
  • PL/SQL
  • A5:SQL Mk-2
  • zoom

いろんなジャンルが混在していますが、ざっと上げるとこんな感じで触れて学んできました。ちなみにこのすべてが前職では扱ったことが無い代物でした。そのうち特に学んでよかったものを上げさせていただきます。

C#(Visulas Studio 2019)

はい、みんな大好き C# です。客先常駐時には WinForms と ASP.NET でフロントエンドだけでなくバックエンドにも触れさせていただきましたし、現在の社内開発では Xamarin.Forms を使用しています。おかげでこの1年でとんでもない勢いでC#が書けるようになったんじゃないかと思います。わかりやすく言えばC#完全に理解した→C#何もわからない程度にまでは成長できました。(※何もわかってないんだなと気が付ける程度には成長したという意味)

特に現在は Xamarin.Forms を使って色々やる機会を頂いているので、乱ちゃん Project 開発との相互作用で成長が半端ないのが実感できます。ほんと幸せ。

ちなみに前職で使っていた VB6 という古代人が使う言語はもうまったく触れてないし見てもいません。…というか、あんなのもう触れられるはずがない。LINQ が無いのには多分耐えられないとか色々理由はあるけれど、Visual Studio 2019 がまず神すぎると思う。

Git

ご存じ分散型バージョン管理システムです。ほんと、これ使わないとか最早ありえないでしょう!誰がどういう修正を行ったのかが履歴も含めてちゃんと残るので、すべての修正箇所に名前とコメントを残せ修正コードはコメントアウトしろ。…とかいうルールによりコードよりもコメントアウトの方が多い悲惨な状況になったり、修正したしてない誰がしたみたいな犯人探しからも解放されました。ま、そんな後ろ向きな理由ではなく、単純にバージョン管理として優秀すぎるんですけどね。IT 企業なのに使ってないとか最早ありえないから。

Backlog

タスク管理システムですね。常駐の時に初めて触れましたが、大勢で一つの案件をやっていたので、だれが何をやっているのか、自分はどんなタスクを割り振られているのかなどがわかりやすいこのシステムは素晴らしいと思いましたね。Git や SVN の機能も付いていてほんと凄いと思います!在宅ワークに比較的スムーズに移行できたのもこの Backlog のお陰じゃないでしょうか?IT 企業なのに使ってないとか最早ありえないから。

仕事以外での事

お仕事が変わるとそれ以外にもいろいろと影響が出ましたので紹介したいと思います。

精神面・健康面

精神的にかなり安定しました。以前はあまりのストレスから常時襲い掛かる胃痛に悩まされていましたが、転職してからぴったりと収まりました。そしてストレスのせいだったのか、長年悩まされていた顎関節症も治り、大きく口を開けることができるようになりました。そんな状態なので家に帰ってからの勉学もあまり苦にならず、転職前より仕事が忙しいにも関わらず自己学習の時間は以前よりかなり多いです。やはり精神的に安定するというのは重要なんですね。そしてもう一つ。転職して大きく変わったのが、なにかあったらまた転職すればいいと思えるようになったことです。私は今の会社を大変気に入っていますのでそう簡単にやめる事は無いと思いますが、こう思えるというだけでいろんな事を乗り切ることができます。将来が不安で押しつぶされそうになっていた自分はもうここにはいません。また転職すればいいだけなんだから。

金銭面

今のお給料は前職とほぼ変わらずですので特に苦は無いです。ただし今は年俸制である為ボーナスはありません。でも前職ではよくわからん理由で査定を行われていた為、理不尽にボーナスが少ないという事が多々ありました。社長が家建てた時とか超少なかったし(怒)!!!そう考えると金銭面は以前より安定していると言えると思います。もちろん今後の活躍次第ではお給料も増えるはずです。前はどんなに頑張っても昇給は一律だったのでモチベーションが低かったけど、今は違う!がんばるぜぃ!

勉強会

これは転職のおかげというより例の記事のお陰なんですが、勉強会に行くと「あの放浪軍師さんですか!」と言う人が一人はいらっしゃいます。想像以上にあの記事は読まれていて、なおかつインパクトが強かったんでしょうね。中には「実在したんですね!」と言う方もいらっしゃいましたが実在しますよ?

転職して1年で思う事

さて、いかがだったでしょうか?転職して1年。いろんな事を経験させていただきました。転職するまでは自分の能力でやっていけるのか?減俸喰らったり追い出されたりするんじゃないか?そうなったら生活はどうなるのか?家族を守れるのか?…など、いろんな事を悩み考えていたわけですが、転職してから私は一切の後悔もなく楽しく生活しています。私は前の会社に15年務めることによってエンジニアとしては大きく取り残されてしまいました。それは確かに大きく、取り戻すのに今も大変な努力を要しています。同年代のエンジニアにはまだまだ追い付けていないという実感もあります。…でもそれでも、1年で大きく成長できました。あの会社で5年…いや、10年かけてもたどり着けないレベルになっていると断言できます。あのままあの会社に居続けてクソで理不尽な仕事をしつつ、VB6という太古の言語で低レベルなプログラミングを行い、エンジニアとしてまったく成長できない生活を続けていたらと思うと恐ろしくて仕方ありません。

あれから1年…。私は声を大にして言います。

転職して良かった…あの時思い切って転職したのは間違いではなかった。何の後悔もない。