新年あけましておめでとうございます。放浪軍師です。今年もよろしくお願いいたします。
さて、新年一発目の記事ですが、今回はタイトルのような雑記でいきます。
レガシーな会社に閉じ込められていた俺が転職できた理由
ご存じな方も多いとは思いますが、わたしは2019年06月に転職を果たしました。そこでたまに聞かれるのが、レガシーな技術しか持ってないはずなのに、どうやって転職できたのか?というものです。わたしは2004年に入社後、15年間に渡りほぼVB6しか扱っていませんでした。もちろんそんな会社だったので、GitもSlackもBackLogもSVNも、一切扱ったことありませんでした…当然若くもありません。じゃあ、そんなわたしの一体どこが評価されて転職できたのかを説明していきます。レガシーな環境から脱出したいがスキルもないしどうしたらわからないといった人の助けになれば本望です。
アウトプットを積極的にしていた
Twitterやらブログ記事やらを普段から読み漁っている場合は気が付きにくいかもしれませんが、ブログで積極的にアウトプットをしているエンジニアは意外なほど少ないです。その為、このブログを面接時に紹介することにより、たとえ高度な技術ブログではなかったとしても今は環境のせいで技術力が低いけど、意欲は非常に高いのでちゃんと学べば伸びるという評価を得られるみたいです。みなさんは家でもプログラミングをしていますか?エンジニアは常に勉強をしないといけないなんて話もよく聞きますが、そんな奴は意外と少ないものなのです。また、勉強会でのLTや自作アプリを公開しているという点も同じ理由で高く評価されました。もし今、何もアウトプットしていないのであれば、今すぐにでも技術ブログを始めると良いと思います。意欲はあります!でも何もやってません!なんて中年のおっさんが言ってもきっと相手にされないでしょう。…あ、でもその際のブログタイトルやハンドルネームにはお気を付けくださいね?誰かさんみたいに入社後普通に軍師と呼ばれたりしますよ!?
飛び込み営業を行っていた
普通のエンジニアであればまず経験しないであろう、自社製品の飛び込み営業を結構やっていたというのも高評価だったようです。わたしは前職でももちろんエンジニアだったのですが、遠方への出張がある際は一泊付けて自転車をレンタルし、丸一日片っ端から飛び込み営業をするというような事をいつもしていました。当然ですが飛び込み営業というのは、アホみたいに度胸が付きますしトーク力も大きく向上できます。…まぁたいていの人は飛び込み営業なんかしたくないと思いますし、なんでエンジニアがそんな事しなきゃならんのだと思われるかもしれません。わたしもそう思っていましたが、レガシー技術なんかよりよっぽど役に立つだろうとの思いでやっていました。まさにそれが功を奏した形ですね。技術が無いにも関わらず面接で堂々と自分をアピールできたのもこのお陰だったと思いますし、今後も様々な場面においてこの度胸とトーク力は強力な武器になります。本気でレガシー環境から抜け出したいのなら、会社で上司に「飛び込み営業してきます!」と言って実行してみてください。喜んで送り出してくれると思いますよ?
意欲の高そうなSES会社を狙った
そう、ネット界隈では悪名高いSESの会社を狙いました。なんでじゃい!と思われるかもしれませんがハッキリ言ってそう悪いもんじゃありません。ぶっちゃけ前職の何十倍も良い待遇で大満足しています。今はどこもエンジニア不足なので、採用もされやすいんじゃないでしょうか?さらに言えば受託もやっていてSESからいずれ脱却したいという意欲高い会社に入社しました。SESから脱却するなら自社製品が必要になりますので、普通のエンジニアでは持ちえない上記のような能力が大活躍する可能性が高く、評価もされやすいでしょう。…まぁとはいえ、やっぱりSESは評判は悪いですし、嫌だなと思われるかもしれません。…ですが技術を磨きようがないレガシーな環境で無駄な時間を延々と過ごすよりよっぽどマシだとは思いませんか?入社時にスキルを磨きたいと伝えればそれなりに考慮してくれるはずですので、まずはスキルを磨く事に専念すればいいじゃないですか。それでも変なところに配備されるようなら、話が違うと言ってまた転職すればいいだけです。
転職できたのはユニークな能力を保有していたから
つまるところこれが結論です。私は確かに純粋なエンジニアとしての技術力は下の下でした。しかし、私は普通のエンジニアがあまり持っていないであろう能力をいくつか保有していて、それを一番欲するであろう会社を狙った。…というのが転職が成功した理由なんじゃないかと思います。エンジニアの能力が無いなら、ほかのエンジニアが持たない能力を持てばいいじゃないって事ですね。もし、わたしと同様にレガシーな環境に長年閉じ込められて転職しようにもどうしようもないという方がいらっしゃいましたら、まずは普通のエンジニアには無いユニークな能力に狙いを定めてみてはいかがでしょうか?