放浪軍師のアプリ開発局

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15年間務めた会社に退社を切り出したら史上稀にみるクソ展開になった(後編)

こんにちは!放浪軍師と申します。今回はみなさんお待ちかね(?)のブラック企業退職エントリーです。前二つよりだいぶ長いから覚悟してね!

注意:この記事は出来事を随時記録していくスタイルを取って執筆しましたので読みにくいかもしれません。

退職エントリー 15年間務めた会社を退社しました

このエントリーは大きいので分割されています。読まれていない方は以下を先にご覧ください。ちょっと間が空いたので振り返るのもいいかもしれませんね。つーかどっちもバズりすぎじゃ…
www.gunshi.info
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5/20 労働基準監督署が動く

社長が労働基準監督署へ呼び出されました

いよいよ社長が労基署へ呼び出される日でした。そわそわしつつも何もすることはない状態に悶々としていたのですが夕方前ぐらいに労基署から電話がありました。内容は以下のとおり。

  • タイムカードや就労規則は確認回収しました。
  • 保険停止はまだ行われていないとの事です。

就業規則を無かったことにされて退職金をしらばっくれるという心配はここで無くなりました。しかし保険停止が行われていないのは意外…なにしてんだ?と思いましたが、次の説明で合点が行きました。

  • 子供が産まれて大変になるだろうから、そちらの希望通り5月末退社にする。退職金も出す。未払い残業代も独自に計算したら70万ぐらいあったから払うのでこれで終わりにしようと言っている。

まさかの譲歩がここで来ました!5月末退社で退職金も出る!更に泣き寝入りするしかなかったはずの未払い残業代の一部が支払われて、すべてを終わる事ができるという…

これは間違いなく勝利です!

ああ…長かった…ほんとうに長かったよ…

労基署やらなんやら駆けずり回ってて全然休めなかったこの日々…強がってはいましたが実は不安不安でしょうがなかったこの日々…その苦労が報われてハッピーエンドで終わりを告げる時が来ました…。ほんと頑張って良かった!!!

「そ…その条件を飲めば…残業代70万の条件を飲めば…ほ……ほんとに…『保険と退職金』…は…保証してくれるのか?」

「ああ~約束するよ~~~~~~っ。やつの『是正勧告』と引き換えのギブ アンド テイクだ。飲めよ…早く条件を飲め!」



だが断る



「ナニッ!!」

「この放浪軍師が最も好きな事のひとつは自分で強いと思ってるやつにNOと断ってやる事だ」
ゴゴゴゴゴ…

な~にが子供が産まれて大変になるだろうからだよ!産まれる前の子供を人質に取るような真似しやがって!!!未払い残業代は70万なんて余裕で超えるんだぞ?てめぇはおとなしく法の裁きを受けてろ!!!


ちなみにその条件は飲めませんと返答したら、じゃあ4月末解雇にして退職金も払わないし、残業代未払いの是正勧告が入っても無視すると担当者に言い放ったそうです。凄いね!

5/21 不当解雇

労働基準監督署へ電話

条件を断った後どうなったかを確認する為に電話してみました。

  • 4月末解雇にするとの事で、4月20日~29日までの給与と解雇予告手当29日分を支払うように指示しました。
  • 厚生年金、保険証、子供が産まれた時の保険などについては年金事務所に問い合わせてください。
  • 残業代を2年分計算して、6月前半頃にはこの金額ぐらいは払いなさいという是正勧告を出します。
  • その際は大体の金額ですがこのぐらいで勧告を出しましたとこちらから連絡を入れます。
  • 勧告後、2週間程度で従ったかどうかの報告を会社より受けます。
  • その際もこちらから連絡します。従おうと従うまいと労基署ができるのはここまでです。あとは民事になります。

ここでやっとあやふやだった4月末解雇が確定解雇予告手当があるので退職金以外は5月末退社とほぼ変わらないんだけれども、あえて茨の道を選ぶスタイルカッコいい!ただ、解雇されたとはっきりわかるような書類が届いていないので、ちゃんとわかる書類を送るように伝えておきました。まぁどう考えても退職金を払いたくないが為の不当な解雇ですから、もうちょっとちゃんとした証拠が欲しい。4/31受理とか面白い奴じゃなくてね
さて、これで大体が決まった感じですかね~退職金と未払い残業代の2点で争うことになりそうです。そろそろ弁護士を探そう。

年金事務所

労基署の指示に従い年金事務所で現状を説明して指示を仰ぎました。

  • まだこちらへ退職手続きの提出がされていないので何もできない。
  • 提出されたら書くべき書類があるが、提出されたことをこちらからはお知らせできないので、そちらから連絡して欲しい。
  • 5月中に使った健康保険書は後で無効扱いになるので、差分の7割請求が後から来た後、国保の7割が返還される。その際は手続きが必要になる。
  • 子供が産まれたら奥さんの扶養に入れるのが一番よい。転職後に貴方の扶養に変更すればなんの問題もない。

なるほど!私の嫁は会社員なのでそっちの扶養にすればそれでいいんですね。思ったより簡単で良かった!

5/23 弁護士に相談

親戚のツテで弁護士を紹介してもらった

親戚に顔の広い割烹料理屋さんがいるので良い弁護士を知らないか聞いたところ、以前お世話になったとかで紹介してもらいました。その時ちょっと愚痴ったら「なにを言ってる!令和になって、クソ会社を辞められて、子供も産まれて最高にめでたかろーもん!軍師ちゃんならそんな頭の悪い奴なんとでもなろーが!人脈でもなんでも使って攻撃に徹しろ!守りに入るな!」と言ってくれたのが嬉しかったです。…まそれはともかく、本来なら弁護士へ相談するのは、是正勧告拒否後とかの方が良いのかなとか思いましたが、6月からは仕事も始まるし子供も産まれる寸前だし色々不安だったので、早めに動いて憂いを無くしておきたかったので相談する事にしました。まずは予約をとろうと電話したんですが、その時点で以下のような説明を受けました。

  • 労基署から是正勧告が入るのであれば、ほとんどの場合はそれで解決する。払わないなんて強がっているだけではないか。
  • もし本当に是正勧告を無視したり他に何かあったら、その時にはまた連絡をください。それまではどうせ動けません。
  • 今までの経緯を時系列でメモなりしておいてください。必ず役に立ちます。

メモもなにもブログに時系列順でがっつり書いてあります!まさかこのブログ自体が役に立つ日が来るのだろうか!?胸が熱くなるな!!!
それは兎も角として、やはりこれ以上は今動いても意味が無さそうです。もんもんとする日々を過ごすことになりますが、あとは成り行きを見守りましょう。

5/26 誕生

第三子が誕生しました

このタイミングで誕生しました。恥ずかしながら一応ご報告をば…後の展開にも影響あるかもしれないからね。ちなみにこの日から子供二人を一人で面倒みるという所謂ワンオペ育児が開始しました。保育園が使えるので助かりますがね…

5/27 解雇予告手当

労働基準監督署へ電話

解雇の場合、30日以内に通達しなければならないが今回は即日解雇なので30日分の解雇手当を即座に支払わなければなりません。…が、それがまだ支払われていません。もう月末寸前だぞ?ダメじゃね?その為労基署に電話して聞いてみました。

  • 労基署としては4月末解雇であると把握している
  • そのため解雇予告手当が支払われていないのは違反である
  • ただ、現在未払いの計算が終わっていないので、それが終わってから同時に指導する事になる

なるほど、違反なのは間違いないがまだ指導ができないのか…あと他の情報についても教えてもらいました

  • 就業規則によると退職金は、月収の1.5倍程度っぽい?(労基署としては解雇された扱いなので、詳しくは言えないらしい)。
  • ただし、懲戒の場合は退職金は無し。自主退職の場合は半額だと記されている。

懲戒は兎も角、自主退職で半額!?そんなの初めて聞いたわ!!じゃあ満額支給はどういう時に払われるんだよとTwitterで愚痴ってると定年退職時らしいですね。なるほどふざけんな。前に説明受けた時はそんな事言われず、具体的な倍率見せてこのぐらい出ると言われた。つまりこの時すでに嘘ついていたって訳だ。ほんとにクソだね!詐欺じゃん!…ただ、クソだけど記載を見逃したのは迂闊でしたね。この頃はまだここまでクズだとは思ってなかったからなぁ…さてどうするかな?

年金事務所

先週説明を受けた通り、年金事務所に電話して自分の保険が今どうなっているのかを問い合わせたかったのですが、電話が全然繋がらないので訪問しました。解雇であるならば社会保険は解除されているので、国民保険の手続きを申請しなければならないのです…が、未だに社会保険が解除されていませんでした。
これは一体どういうことなんでしょうか?もしかしたら解雇するする詐欺なんですかね?解雇すると息巻いてそれはカッコ悪い!

不当解雇に関する通知書送付

前述のように解雇するする詐欺の可能性も否定できませんが、一応4月末解雇して退職金を払わないという方向っぽいので、それを不服とする通知書を内容証明で送りました。内容はこんな感じです。

  • 解雇理由が「出社拒否及び社員と得意先に迷惑をかけたため」とあるが、解雇理由として客観的合理性と社会的相当性がない
  • 解雇通知書や解雇理由証明書の送付がない
  • 解雇予告手当が令和元年5月27日現在までに支給されていない
  • そのため解雇は無効である。給料、厚生年金、社会保険、退職金は通常の社員扱いとすること
  • それでも解雇とするなら解雇通知書と解雇理由証明書を直ちに送付すること
  • 誠実な対応がない場合は、交渉による解決の余地はないものと判断し、弁護士に相談の上、労働審判、訴訟などの法的措置を講じること

これで解雇が不服ですよと主張したことになります。解雇するする詐欺だったとしても、何らかの反応はあるでしょう。また面白書類が見れたらいいね!俺の予想では、賠償請求で内定先に1千万円請求するぞとか具体的な数字を書いて送ってきてくれるんじゃないかと思います。普通に脅迫罪ですけどね!
…しかしここにきて不安になってきたのが、約束通り積立金を5月中に返してくれるのかということ。解雇予告手当も給与もなしなんていう常識はずれもありそうな現状では、積立金の返済があるかどうかは来月の生活において非常に重要な事です。返すという書面があるし、労基署からもはっきり守れと言ってあるらしいので大丈夫だとは…いや思わんな!そうなると今月は収入が0円となり、我が家の家計は火の車になってしまいます。ほんとふざけんなと言いたい。ブラックをやめるときは1ヶ月は働かなくても大丈夫な程度は蓄えておこう!ここまでクソな会社が他にあるとは思いたくないけど一応ね!

5/29 一つ解決

労働基準監督省より電話

先日の通知書の返答はいつくるかな~とか考えていた時に労基署の担当者から連絡がありました。内容としては以下のとおりです。

  • 社長より解雇は頭に血が上って言ってしまっただけで、子供さんが産まれるのにそれは悪いから解雇は取り消すと言ってきた。
  • そのため最初の予定通り5月31日退職となり、保険や厚生年金は同日まで有効で、給与も満額支払われる
  • 積立金も同日に返却すると言っていた。
  • 退職金については聞いていないが、解雇でないなら就業規則に従い払う必要がある。
  • ただし、規則によれば退職金の支払いは退職後90日以内とあるので先になるかもしれない。
  • 同一案件での指導は1回しか行う事が出来ないので、退職金が90日を過ぎても払われなかった場合、こちらからは指導ができない。
  • この件はそちらにも書面を送るとは言っていたが、こちらからも電話をしておくと言っておいたので送ってこないかもしれない。
  • 6月から社長さんが入院するらしいので、指導は当初の予定より遅れて6月後半になりそう。

先日の通知書を見て態度を変えたみたいですね。解雇するする詐欺だった模様。そしてやはりというか、先日の和解案は産まれる前の子供を人質に取った交渉だったのは間違いないみたいですね。だが断るして正解でした。まぁとりあえずこれで退職日に関しては当初の予定通りとなり、ひとつ解決した形になります。今月の収入が無いとこっちも本気で危険だったので良しとしましょう。
そして解雇じゃないから退職金は支払う必要があります。ただ退職後90日以内ってなげぇなおい!お陰で支払いが無かった時は6月に未払いの件で指導を終えているはずなので、退職金の件では労基署が使えません。しかも自主退職で半額という可能性は十分にありますし、これに関しては満額出ると説明された証拠がないのでどうしようもないのかもしれません。もし全く支払われなかったり、半額だったりしたら…ん~その時考えましょうか。ぶっちゃけ退職金は少額なので、これ単体で争うのは割に合わないかもしれません。未払い指導無視があればそれと合わせ技にします。
しかし…労基署もちょっとだけですがやらかしてくれました。どうせなら書面で欲しかった!オモシロ文書が送られてきてたかもしれないのになぁ!!!そしてこのタイミングで入院って…都合が悪くなったら急に入院する政治家みたいでカッコいいスね!

5/30 書類

会社から書留が届きました

キター、いやぁ労基署さんが送らないかもと言ってたから心配してましたがちゃんと送ってきてくれました。ありがとう社長!内容は以下の通り。

  • 保険証は6月までに返してください。
  • 赤ちゃんが産まれると聞いたから保険を5月まで延長してやったんだぜ。
  • 子供さんがこのままでは無保険になる可能性があります。要望があれば手続きしますから申請してください。
  • 子供さんを大切にしてくださいね

なんか恩着せがましく保険を延長してやったとか書いてあるけど子供とか関係なく当たり前ですよね?それにうちの第三子は嫁の扶養に入れることにしたので配慮は無用なんですよ。なんかキレのないつまらない書類でした。なんかもっと一千万円損害賠償請求するとかぶっ飛んだやつを期待してたのに…あと、経理の方からと思われる書類も入っていて雇用保険被保険者証が同封してありました。新会社に提出する奴ですね。

5/31 給与日

銀行で入金の確認

今日お金が入るかどうかが一つの鍵ポイントでしたが、

  • 4/21~5/20分の給与全額
  • 積立金の全額

が振り込まれているようでした。明細が無いのではっきりはわかりませんが、とりあえず問題はなさそうですね。あと今日で正式に退社となりました。15年間クソお世話になりました!死ね!

6/1 入社日

ついに長かったけど色々あってほとんど休めていない休みも終わり、新しい会社への入社日となりましたが、土曜日なのでお休みです。ちなみに今までは土曜隔週休みだった為、前会社では仕事をしているはずです。いやぁ毎週土日が休みっていいね!

会社から書留が届きました

またも書留が届きました。内容は以下のとおりです。

  • 給与と積立金を振り込みましたのでお知らせします。明細も送っておきます。
  • 退職日が5/31になりました。
  • 保険の手続きは6/3以降に行います。
  • 保険証の返却をお願いします。
  • 31年分源泉徴収書は給与支払いが完了次第発送します。
  • 近くに寄ることがあったらいつでも遊びに来てね

名義は社長になっていますが、文面的に経理の人が書いたもので間違いないと思われます。ごめんね流石に遊びには行かないと思う!<ま、それは兎も角、内容的に結構重要な事が示されていますね。まず5/31退職が書面にて明確になりました。やっとだよクソったれ!残りの給与も源泉徴収の下りからちゃんと支払われるのは間違いなさそうです。これで普通の給与に関しては完全に解決した形になりましたね。積立金の返却についても同様に解決しました。保険の件も解決ですか。おー一気に解決しましたね!まだ退職金と未払い残業代という大物が残っていますので油断はできませんけどね。

簡易書留を送付しました

一応晴れて退職となりましたので保険書を子供の分も併せて送付しました。ついでに赤ちゃんは年金事務所の指示で妻の会社に申請したから問題ありませんと報告しておきました。これで社長は赤ちゃんを盾にした脅しが全く無駄だった事を知り、経理の方は問題ない事を知ってホッとしてくれることでしょう。

6/6 残業代未払い金確定

新しい会社での仕事がはじまり、妻が赤ちゃん連れて帰ってきたけどほぼ動けないから家事全般もやってて精神ズタボロとかして忙しい最中、動きがありました。

労働基準監督署より電話

久しぶりに労基署から電話が来ました。内容は以下のとおりです。

  • 残業代未払い金の計算が終わりましたのでお知らせします。
  • 過去2年間の残業代未払い金の合計は約130万円です。
  • 社長さんがインセンティブを残業代だったと主張しています。それを認めた場合は約100万円になります。
  • 明らかにインセンティブではないので130万円払うように勧告を出します。
  • 未だ入院中らしいので退院したら是正勧告を行います。
  • 退職金の件はまだ支払い期限が来ていないので書面での指導はできませんが、口頭ではきちんと払うように伝えます。

ふーむ、合計は約130万円でしたか。おもったより少ないなぁという印象ですが、これには訳があって、

  • 業務時間が 8:30 ~ 17:00 で合計8時間半
  • 休憩時間が昼休み1時間 午前15分 午後15分合計1時間半は休憩時間となっていた
  • そのため労働時間は7時間規定だった
  • 残業代は労働時間規定は関係なくて8時間を超えた場合に発生する
  • そのため残業は18:00以降からとなる

だそうです…ってえっ!なにその15分休憩規約!知らんかった!そしてせこいっ!まぁ確かに午前午後ともに15分ぐらいはそりゃ休憩してただろうけど!…でもまぁそういう訳で18:00以降じゃないと残業代にはならなかったようです。また、残業代の計算は月間をまとめて行ったらしく、例えば17:00に帰った日と19:00に帰った日があった場合は合計すると残業してない事になるみたいです。この辺は会社によって計算方法が違うらしいのですが、今回の担当は月合計で計算してるらしいのでそうなっているそうです。
…しかしまぁそれでも2年で130万円ですよ130万円。1年で65万円も会社に踏み倒されていた計算になります。15年間なので実に975万円程度は踏み倒されたという事です。2年分は返ってきたとしても、残り13年分の835万円はもう返ってきません・・・皆さんほんと「うち残業代出ないんだぜ~」とか言ってる場合じゃねーぞ!もし同じ境遇の人がいたら今すぐ請求してそんな会社はやめてしまいましょう。馬鹿すぎるぞほんと…。俺も馬鹿だった…。せめて馬鹿なのは今日までにしよう!

6/25 是正勧告

新しい仕事にも慣れてきた反面、嫁の代わりの家事にも追われて絶望しながら酒に溺れる毎日を過ごしてたら労基署から連絡が入りました。

労働基準監督署より電話

本日社長を呼び出して、是正勧告を行ったとの連絡がありました。何でも退院したら連絡するように言っていたのに連絡が来なくて、流石に遅すぎると連絡してみたらとっくに退院していたと言われたとの事です。一体何処まで労基署に喧嘩を売るつもりなんでしょうか?流石です。まぁとりあえずやっとの事で是正勧告ですね。内容的には前回説明して貰ったのと同じでしたが、どうも怪しいのがインセンティブの扱い。インセンティブじゃなく残業代だったと主張するなら約100万円ですが、これは明らかにインセンティブなので130万円払うようにという感じの勧告を行ったらしいです。その為、労基署はああ言ってるけどインセンティブじゃねーよ残業代だったんだよと約100万円しか払ってこない可能性が出てきました。さてはてどういう行動をしてくるか見物ではありますね。ま、約100万だった場合は弁護士に行くかなぁ…あと会社に残った人が救われるかどうかの話もちょっとだけ聴いてみましたが、やはり今回の件は私だけを救う感じのようです。会社に残った人が救われるなら、私と同じように証拠を持って労基署に行くか、または匿名でたれ込んで調査に入ってもらうかだそうです。まぁ辞めるって時以外は難しいかもしれませんね。既にブラックだとわかってるんだから何とかしてくれりゃいいのにね…

6/30 給与振込

前職最後の給与支給日

前職では20日〆月末払いだった為、5月21日から5月30日までの給与が今日振り込まれる日です。流石に振り込むだろうと思ってたのですが振り込まれてました。ただ、給与明細が無い為、この金額が正しいのか否かが判断つかないですね。ま、来週には源泉徴収票と併せて届くでしょう。

7/9 源泉徴収票と給与明細

31年度源泉徴収票と6月分給与明細が送られてこない

はい、来ません。流石ですね。ちなみに源泉徴収票は退職後1か月以内に交付しなければならないと、所得税法第二百二十六条に記載されているそうです。
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まーた違法ですかやれやれですな。仕方が無いので源泉徴収票および給与明細請求書という文書を作成して簡易書留で送付しておきました。内容は以下のとおりです。

  • 送ると言われてた源泉徴収票が未だ届かない
  • 所得税法第二百二十六条違反です
  • 一週間以内に送ってください
  • 誠意ある対応がされなかったら税務署に源泉徴収票不交付の届出を提出するからそのつもりでいてくださいね

もう流石にこういった文章も慣れてきましたね。そういえば退職金はこの源泉徴収票に含まれると思うんだけど、そうなると退職金を払ってからじゃないと出せないとかあるかもしれないですね。でもまぁ違反は違反なのでちゃんと送ってもらいましょう。税務署への届け出を出してみたい感もあるんですけどね~♪一週間で準備してくれるかな?

7/12 退職金にかかる税金

退職所得の受給に関する申告

ふと退職金にかかる税金ってどうなるんだろう?と調べてみるとこんなのを発見しました。
www.nta.go.jp
調べてみると、退職金には税金がかかるのですが、手続きを踏むことによって勤続年数に応じた免除がかかるようですね。通常なら会社から書くように言われるんでしょうけど、まぁこの状況でそんな気の利いた事してくるはずもないので気が付いてよかったです。この書類は退職金が支払われるまでに会社に提出しておけばよいらしいので、早速簡易書留で送付をしておきました。ちなみにこの提出を忘れた場合、確定申告でも取り戻せるらしいですけどめんどくさいから提出した方が良いと思います。

7/18 税務署に源泉徴収票不交付の届出を送付

源泉徴収票が来ない

はい一週間待ったけど来ませんでした。よって誠に残念ですが税務署へ源泉徴収票不交付の届出を送付する事になってしまい、これにより社長は労基署だけでなく税務署にも睨まれる事になります。
www.nta.go.jp
しかし、源泉徴収票を発行しないのは私への嫌がらせ以外に理由は無いはずなんですが、そこまでして嫌がらせしたいんでしょうか?これ調べてみると、源泉徴収票を発行しないのは所得税法違反で、1年以下の懲役又は20万円以下の罰金なんですよ…こうまでして私に嫌がらせしたいとか、なんという執念。ちょっと異常じゃないですかね。なんだかんだで是正勧告を無視はしないと思ってたんですが、こりゃ勧告無視も十分にあり得るかもしれませんね。覚悟しておこう。あーしかしいい加減疲れてきたなぁ…こういう資料作るだけでも結構な手間なんですよ。そして、こうまでして得られるものが普通なら当然に受け取れるべきものなのは何だかモニョりますね。今までの全てを業務で換算したら50万円ぐらいは支給されててもいいぐらいの作業量じゃないか?これ。もし訴訟になったらその辺も考慮して貰えたりしないんだろうか?弁護士に聞いてみようかな。

7/26 源泉徴収票がやっぱり来ない

税務署に電話

更に1週間待ったけどやっぱり来ません。ほんと何なんでしょうか?ちなみに源泉徴収票が無いと年末調整はできず、かわりに確定申告する必要があるんだけれど、それも6月の給与明細が無いのでできないという、どう考えても税務署に泣きつくしかない状況に追い込まれたので、電話して税金払えないよと泣きつきました。詳しく聞いてみると、先週の源泉徴収票不交付の届出を受けて会社に交付するように連絡を入れたそうですが、その際に抗争中だったので出せなかった。月末には出すとの返答があったとの事。抗争って…ヤクザなの?…ま、とりあえず月末を待つことにしました。

7/31 是正勧告期限

ついに来てしまいました是正勧告の期限です。いやぁ、まさかまったくなんの音沙汰も無いとは思わなかったね!

労働基準監督署に電話

本当は明日連絡した方が良かったのかもしれませんが、もう最終日だしという事で電話して、担当者に話を聞きましたが、やっぱり労基署にも一切の連絡は無いとの事。まぁ、一応今日が期限なので、明日また連絡しますとの事で電話を切りました。

あーあ、ついにやっちまいましたなぁ社長!なんだかんだで是正勧告に従うと思ってた俺は甘かった!本当に無視するとは思ってなかったよ!

…えーというわけで、、、

15年間務めた会社に退社を切り出したら史上稀にみるクソ展開になった(後編)完!訴訟編へ続く!!!

…と思いましたね。この時は。

家にレターパックが届く

労基署との電話を切ると同時に、妻から前の会社からレターパックが届いているとの連絡がありました。すぐに中身を写真に撮って送るように指示してみると、以下のような書類が送られてきました。

うおおおお!ついに来ました!残業代と退職金の支払い明細です!…というか、最終日のこのタイミングで来るかよ!エンターテイナーかよ社長!
金額を確認すると、残業代の合計は労基署の担当者が言っていた約130万円でした。インセンティブを強引に残業代だと言い張って約100万になるかもと思っていましたが、そこはしっかり払ってきたようです。退職金は給与の4倍×自己退職0.5倍で給与の2倍が支払われたようで、自己退職の部分は聞いてなかったもののまぁ仕方のない部分なのかなと思いますので、退職金も問題なく支払われた形だと思われます。ちなみに雇用保険料なども少し引かれているようだったので、税金を追加で払う必要はなさそうな感じでしたが、一応年金事務所で聞いておこうと思います。後は源泉徴収票ですが、過去の分を修正して送られてくるんですね。そりゃすぐには送れんわな。
…ま、とりあえず要求していた分はすべて払われたらしいとの事で、コンビニのATMで残高を確認。カードしか手元になかったので詳細はわかりませんでしたが、確かに支払われているっぽかったです。

労働基準監督署から電話

ATMで支払いを確認した直後に労基署の担当者から電話がありました。どうやら同じような内容が労基署に届いた様子です。金額について細かく聞いてみましたが、労基署から勧告したとおりに支払われているとの事で安心しました。一応明日通帳記帳して、報告と差が無いか連絡してくれとの事でしたのでやっておきます。

まとめ

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
…いや、本当に疲れましたよええ…少なくとも子供が産まれるタイミングでやるような事ではないのは確かですね。ブラックな会社を辞めるときは子供が産まれるタイミングは避けましょう。

未払い残業代

最終的に労基署が勧告したとおりの金額を支払ってくれましたので完全勝利と言えます。…とはいえ本来なら当たり前に支払われるべきお金な上に、取り戻せたのは2年分だけです。残りの13年分、おそらく1千万円は行きそうな未払いの残業代は時効で踏み倒された形でもあります。あーもったいない。

退職金

就業規則通りの金額を支払われたようなのでこちらも完全勝利と言えます。…とはいえこちらも当たり前に支払われるべきものなので、苦労した分の上乗せも請求したいぐらいです。

労力

ほんと、ものすごい疲れました…。自分のことながらよく頑張ったなと思いますね。弁護士にお願いすればこの辺の労力はかからない上に、上乗せで色々と請求できたかもしれないので本来なら即座に弁護士にお願いした方が良かったのかもしれません。…ま、自力で頑張ったお陰でこの一連の記事が多くの人の目に留まって、クソブラックから抜け出そうと思う人が少しでも増えたのならいいかなぁ…?

…ま、とりあえずこれで全て完結しました。要求した事はすべてとおった形です。有給もガッツリ使ったし、未払い残業代も時効ギリギリまで払ってもらいました。退職金も規定通り頂けました。それもこれも、労働基準監督省のお陰じゃないかと思います。世間ではいろいろと言われているようですが、ほんっと頼りになりました!ここで労働基準監督省の方々、特に担当してくれた方に感謝を述べて終わろうと思います。3か月もの間、こんなクソな案件に付き合っていただいて本当にありがとうございました!

…では、長かったこの退職エントリーを終わろうと思います。重ね重ね、ありがとうございました!じゃあね!

なんて締めをすると思った?

…本来ならここで終わるべきなんでしょうけど、最後にあの会社の今後について考えておこうと思います。ここまでこじらせた報いはまだまだ牙をむくでしょう。

私を脅したリスク

私と私の転職先に賠償金を請求するという書類が未だ私の手元にあります。これは弁護士曰くれっきとした脅迫罪であり、2年以下の懲役または30万円以下の罰金(刑法222条)が成立しうるものです。まぁ実際には注意程度で終わりそうではありますが、このカードが私の手元にあるというリスクを抱えていることになります。ちなみに時効は3年らしいです。震えて眠れ。

私が転職サイトに書き込むリスク

実は私が利用した転職サイトから、元居た会社の情報提供を求められています。ここで私があの会社は辞める時脅してくるよ!残業代は踏み倒されるよ!永遠とVB6だよ!などの事実を書き込めば、もはやあの会社に入る人はいなくなるでしょう。ま、今のところ書く予定はありませんけどね。気が変わるかもしれないねぇ~

私が元同僚にぶちまけるリスク

実は元同僚たちには未払い残業代を会社に請求している話をしていません。ここでもし私が未払い残業代を請求して貰えたぜひゃっほいという話をしたら一体どうなるでしょう?じゃあ俺も請求してやめるわ!ってなる可能性は充分になりますよね。まぁそのつもりはないけどね。今はね!

労基署に睨まれたリスク

私が密告したおかげであの会社は、有給を使わせず、残業代も一切支払わず、やめようとする社員を脅迫し、退職日をむりやり繰り上げ、退職金を渋るクソ会社だという事を労基署に露呈しました。そんな会社は今後どうなるのでしょう?…例えば、私以外の社員も残業代を貰っていない事はバレていますので、2年分の残業代を全員に支払えとの命令が下る可能性は充分にありえます。残りの人たちの2年分ともなると、まぁ1千万円は余裕で越えると思われますので、会社の経営そのものがヤバくなるかもしれませんね。

…まぁそんな感じで、あの会社は今後色んなリスクを背負った状態が続くことになります。もし、この記事をブラックな会社の経営者が見ているとしたら、最終的にはそういった事態になりかねないという事を肝に銘じて頂けると幸いでございます。

…では、長々と続けることになってしまった私の退職エントリーですが、ここらでお開きとさせていただきます。最後までお付き合いどうもありがとうございました。